どうも、ヤマジです。

なんであんな言い方しちゃったんだろう

きっと嫌われたよな……
夜、布団に入ってから急に襲ってくる不安に、何度も心を削られてきた。
HSPという言葉に出会う前の僕は、
“不安”という名の霧の中で、ただ立ち尽くしていた。
今回は、そんな過去の僕みたいな人に届けたい一冊を紹介します。
『漫画でわかる すぐ不安になってしまうが一瞬で消える方法』
(大嶋信頼 著)
これはただの自己啓発本じゃない。
不安というモンスターに立ち向かうための“魔法の杖”が手に入る一冊だった。
また題名の
「一瞬で消える」という信じがたい言葉の理由について
も解説していきたいと思います。
早速本題に移りましょう。
この本が刺さる人
まず、この本をおすすめしたいのはこんな人たちです。
✅️ 自分に「できる」と言い聞かせても、全然自信が持てない
✅️ アファメーションを試してみたけど、効果がわからない
✅️ HSPで、刺激に弱く心が揺れやすい
僕も全部当てはまってました。
読んだあと、心の中に“あたたかいお守り”ができた気がしたんです。
HSPに出会う前の話
— ヤマジ@HSPと歩む人生の旅人 (@yamazi_hsp) May 24, 2020
社会人1年目のとき
ストレスMAXで毎日血便が出るくらい体調不良が続いた。
その当時、最も信じてた健康の本の著者(先生)に相談したとき
「君はストレスを抱えやすい体質だね」と言われ
「おまけに身体が緊張し続けて、骨が一部変な方向に曲がってる」と言われた。
続く

この本に出会っていたら、少なくともひとりで悩み続けることはなかったと思う。
マンガ×心理学=読みやすい&刺さる
本の8割はマンガで構成されているので、心が疲れていてもスッと読める。
主人公がカウンセリングを通じて、人間関係や恋愛、仕事の不安と向き合っていく姿に、自分を重ねながら読み進められた。
特に心に残ったのは以下の章:
・第3章「暗示は意識をそらす科学的な技術」
・第4章「認められることを忘れてみる」
・第5章「豊かになる能力はみんな持っている」

これらの章は僕にとって新しい気づきを提供してくれました。
デメリット:一回読んだだけじゃ分からないかも
正直、一読しただけでは

???
と引っかかる部分もあった。
人によってはピンと来ないかもしれない。
僕も3回読んでようやく、

ああ、こういうことか!
と理解できた部分があった。
でもこれは“じっくり効く本”なんだと思う。
時間がかかるぶん、自分の考え方そのものが変わっていく。
この本で学んだ、人生を変える3つのこと
この本から得た学びは3つございます。
✅️ 暗示は“疑っても効く”最強の道具
✅️ 「基本的信頼感の充足」は、人生を立て直す呪文
1つずつ解説していきます。
学び①:「不安の正体」は、人を“完璧なロボット”として見ていること

不安って、どこから来るんだろう?
多くの人は「自分が弱いからだ」と思い込んでいるけど、本書ではまったく違う答えが提示されている。
不安の原因は、「人を人間として見ていないこと」

58ページ:他人のことが「人間に見えない」
読んだ瞬間、脳天に衝撃が走った。
不安になりやすい人ほど、
他人を「ミスをしない・完璧であるべき存在」として見てしまう。
- 上司はミスしちゃダメ。
- 恋人は察してくれなきゃダメ。
でも、そんな人間どこにもいない。
僕らは勝手に“理想のロボット”を相手に重ねて、現実とのギャップに勝手に苦しんでいるだけなんだ。
著者の大嶋信頼さんはこう語っている。

自分にダメ出しする人は、基本的に自分以外の人を信頼していないんです。
この言葉にもハッとさせられた。
その根っこには、幼少期の“愛情不足”があるという。
親の余裕がなかった、優しく抱きしめてもらえなかった、寂しかった。
そういう経験が「人は信用できない」という土台をつくってしまう。

では、どうすれば不安を減らせるのか?
答えはシンプルで、
「他人を、自分と同じ“人間”として見ること」
誰にだって弱さがあり、過去があり、失敗もある。
それを想像できるだけで、不思議と心がふっと軽くなる。
例えば、昔いた怒鳴ってばかりの部長。
僕には完全に“怪物”にしか見えなかったけど、ある日こう言った。

新幹線に財布忘れて、終点の福岡にありますって言われたけど、取りに行くの面倒で諦めたわ!笑
その瞬間、心の中でなにかが崩れた。

あ、部長もミスするし、面倒くさがるし、ただの“人間”なんだって。
大切なのは、人を一部の情報だけで決めつけないこと。
完璧な人間なんて、どこにもいない。

あの人も、昔はぎゃーぎゃー泣いていた子どもだったんだ!
そう思うだけで、不安は少しずつ静かになっていく。
学び②:暗示は“疑っても効く”最強の道具
この本で紹介されているのは、「一瞬で不安を消す方法」。
それが、暗示です。
正直、最初は

えっ、暗示?なんか怪しくない?
と思った。
昔「俺はできる!」と毎朝唱えていたアファメーションに、僕はまったく効果を感じなかったからだ。
「暗示なんて効かない」という逆暗示
を自分にかけていたからだと、この本に教えられました。
面白いのは、「効いてるか分からないな」と思うだけでも、すでに効果が出始めているということ。
つまり、疑っててもOK。やるだけで意味がある。
それでも不信感がある人は、まず他人に暗示をかけてみるのがオススメです。
例えば恋人に会った瞬間に

おはよう!

今日の雰囲気めっちゃかわいいね!

そんなことないよ〜笑(え、私可愛くなったのかな??)
と褒めてみる。
それだけで、相手は「そうかな?」と笑いながらも、
ちょっとだけ自信が出て、本当に雰囲気が変わっていく。
逆もまた然り。
誰かに「なんか今日イケてるね!」って言われたら、自然と気分が上がる。
それが、暗示のチカラ。
信じても、信じなくても、使った人から変わっていく。
それがこの「暗示」という最強のツールなんです。
学び③:「基本的信頼感の充足」は、人生を立て直す呪文
不安に押しつぶされそうになったとき、僕らは何を心の支えにすればいいのか?
──その答えとして、本書が紹介しているのがこの言葉。
「基本的信頼感の充足」

……正直、最初は「なんだその呪文みたいな言葉は?」と思いました。
けれど実際にやってみると、想像以上に効果がある。
やり方はシンプルで、不安なときにこの言葉を心の中で7回唱えるだけ。
- たとえば将来のことを考えて不安になったとき。
- 大事なプレゼン前で緊張しているとき。
そんなときに

基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…
と唱えるだけで、頭の中のノイズが少し静かになる。

なぜ効くのか?
それは「信頼」という感覚が、
人間関係や仕事、人生そのものの土台だから。
僕らは信頼されたいし、信頼できる人に囲まれて生きていきたい。
でも、不安なときってその感覚を見失ってしまう。
だからこそ、あえて“信頼”を思い出す言葉を自分に投げかける。
すると、焦っていた心が「今、自分が本当にやるべきこと」に立ち返れる。
この言葉は、いわば
“心をリセットするためのスイッチ”
みたいなもの。
不安の渦中にこそ、唱えてみてほしい。

「基本的信頼感の充足」──これは僕にとって、人生のセーフワードになりました。
まとめ:不安と仲直りする方法は、ちゃんとある
この本が教えてくれたことは、
「不安を追い払うんじゃない。不安と付き合う方法を知ること」
完璧じゃなくていい。
信じ切れなくてもいい。
それでも、少しずつ練習していけば、僕らの心はちゃんと整っていく。
HSPであることは、決して弱さじゃない。
ただ、扱い方を知るだけで世界の見え方は変わる。
もし今、不安で眠れない夜が続いているなら、
この本がきっと、あなたの心に“灯り”を灯してくれるはずです。
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それではまた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ヤマジ
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