「もうダメだ」って夜に読んでほしい。『漫画でわかる すぐ不安になってしまうが一瞬で消える方法』レビュー

HSP本レビュー

どうも、ヤマジです。

ヤマジ
ヤマジ

なんであんな言い方しちゃったんだろう

ヤマジ
ヤマジ

きっと嫌われたよな……

夜、布団に入ってから急に襲ってくる不安に、何度も心を削られてきた。

HSPという言葉に出会う前の僕は、
“不安”という名の霧の中で、ただ立ち尽くしていた。

 

今回は、そんな過去の僕みたいな人に届けたい一冊を紹介します。

『漫画でわかる すぐ不安になってしまうが一瞬で消える方法』
(大嶋信頼 著)

 

これはただの自己啓発本じゃない。

不安というモンスターに立ち向かうための“魔法の杖”が手に入る一冊だった。

また題名の
「一瞬で消える」という信じがたい言葉の理由について
も解説していきたいと思います。


早速本題に移りましょう。

この本が刺さる人

まず、この本をおすすめしたいのはこんな人たちです。

✅️ 小さなことで不安になり、自己嫌悪にハマる
✅️ 自分に「できる」と言い聞かせても、全然自信が持てない
✅️ アファメーションを試してみたけど、効果がわからない
✅️ HSPで、刺激に弱く心が揺れやすい
✔︎不安の解消の仕方がそもそもわからない人

✔︎鏡に向かって「自分はできる自分はできる!」と必死に唱えがちな人

✔︎アファメーションを間違った使い方をしている人

✔︎不安で体調を壊しやすい人

僕も全部当てはまってました。

読んだあと、心の中に“あたたかいお守り”ができた気がしたんです。

ヤマジ
ヤマジ

この本に出会っていたら、少なくともひとりで悩み続けることはなかったと思う。

マンガ×心理学=読みやすい&刺さる

本の8割はマンガで構成されているので、心が疲れていてもスッと読める。

主人公がカウンセリングを通じて、人間関係や恋愛、仕事の不安と向き合っていく姿に、自分を重ねながら読み進められた。

特に心に残ったのは以下の章:

・第2章「周りはみんな敵!状態」

・第3章「暗示は意識をそらす科学的な技術」

・第4章「認められることを忘れてみる」

・第5章「豊かになる能力はみんな持っている」
ヤマジ
ヤマジ

これらの章は僕にとって新しい気づきを提供してくれました。

デメリット:一回読んだだけじゃ分からないかも

正直、一読しただけでは

ヤマジ
ヤマジ

???

と引っかかる部分もあった。

 

人によってはピンと来ないかもしれない。

僕も3回読んでようやく、

ヤマジ
ヤマジ

ああ、こういうことか!

と理解できた部分があった。

でもこれは“じっくり効く本”なんだと思う。

時間がかかるぶん、自分の考え方そのものが変わっていく。

この本で学んだ、人生を変える3つのこと

この本から得た学びは3つございます。

✅️ 「不安の正体」は、人を“完璧なロボット”として見ていること
✅️ 暗示は“疑っても効く”最強の道具
✅️ 「基本的信頼感の充足」は、人生を立て直す呪文

1つずつ解説していきます。

学び①:「不安の正体」は、人を“完璧なロボット”として見ていること

ヤマジ
ヤマジ

不安って、どこから来るんだろう?

多くの人は「自分が弱いからだ」と思い込んでいるけど、本書ではまったく違う答えが提示されている。

不安の原因は、「人を人間として見ていないこと」

58ページ:他人のことが「人間に見えない」

読んだ瞬間、脳天に衝撃が走った。

不安になりやすい人ほど、
他人を「ミスをしない・完璧であるべき存在」として見てしまう。

  • 上司はミスしちゃダメ。
  • 恋人は察してくれなきゃダメ。

でも、そんな人間どこにもいない。

僕らは勝手に“理想のロボット”を相手に重ねて、現実とのギャップに勝手に苦しんでいるだけなんだ。

著者の大嶋信頼さんはこう語っている。

大嶋信頼
大嶋信頼

自分にダメ出しする人は、基本的に自分以外の人を信頼していないんです。

この言葉にもハッとさせられた。

僕自身、心の奥では「人は裏切る」「誰も助けてくれない」と思い込んでいた。だから、期待する前に自分を責めて、傷つかないようにしていた。

その根っこには、幼少期の“愛情不足”があるという。

親の余裕がなかった、優しく抱きしめてもらえなかった、寂しかった。

そういう経験が「人は信用できない」という土台をつくってしまう。
ヤマジ
ヤマジ

では、どうすれば不安を減らせるのか?

答えはシンプルで、

「他人を、自分と同じ“人間”として見ること」

誰にだって弱さがあり、過去があり、失敗もある。

それを想像できるだけで、不思議と心がふっと軽くなる。

例えば、昔いた怒鳴ってばかりの部長。

僕には完全に“怪物”にしか見えなかったけど、ある日こう言った。

怖い部長
怖い部長

新幹線に財布忘れて、終点の福岡にありますって言われたけど、取りに行くの面倒で諦めたわ!笑

その瞬間、心の中でなにかが崩れた。

ヤマジ
ヤマジ

あ、部長もミスするし、面倒くさがるし、ただの“人間”なんだって。

大切なのは、人を一部の情報だけで決めつけないこと。

完璧な人間なんて、どこにもいない。

ヤマジ
ヤマジ

あの人も、昔はぎゃーぎゃー泣いていた子どもだったんだ!

そう思うだけで、不安は少しずつ静かになっていく。

学び②:暗示は“疑っても効く”最強の道具

この本で紹介されているのは、「一瞬で不安を消す方法」。

それが、暗示です。

正直、最初は

ヤマジ
ヤマジ

えっ、暗示?なんか怪しくない?

と思った。

昔「俺はできる!」と毎朝唱えていたアファメーションに、僕はまったく効果を感じなかったからだ。

でもその原因は、
「暗示なんて効かない」という逆暗示
を自分にかけていたからだと、この本に教えられました。

面白いのは、「効いてるか分からないな」と思うだけでも、すでに効果が出始めているということ。

つまり、疑っててもOK。やるだけで意味がある

それでも不信感がある人は、まず他人に暗示をかけてみるのがオススメです。

例えば恋人に会った瞬間に

恋人
恋人

おはよう!

ヤマジ
ヤマジ

今日の雰囲気めっちゃかわいいね!

恋人
恋人

そんなことないよ〜笑(え、私可愛くなったのかな??)

と褒めてみる。

それだけで、相手は「そうかな?」と笑いながらも、

ちょっとだけ自信が出て、本当に雰囲気が変わっていく

逆もまた然り。

 

誰かに「なんか今日イケてるね!」って言われたら、自然と気分が上がる。

それが、暗示のチカラ。
信じても、信じなくても、使った人から変わっていく。
それがこの「暗示」という最強のツールなんです。

学び③:「基本的信頼感の充足」は、人生を立て直す呪文

不安に押しつぶされそうになったとき、僕らは何を心の支えにすればいいのか?

──その答えとして、本書が紹介しているのがこの言葉。

「基本的信頼感の充足」

 

ヤマジ
ヤマジ

……正直、最初は「なんだその呪文みたいな言葉は?」と思いました。

けれど実際にやってみると、想像以上に効果がある。

やり方はシンプルで、不安なときにこの言葉を心の中で7回唱えるだけ。

  • たとえば将来のことを考えて不安になったとき。
  • 大事なプレゼン前で緊張しているとき。

そんなときに

ヤマジ
ヤマジ

基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…基本的信頼感の充足…

と唱えるだけで、頭の中のノイズが少し静かになる。

ヤマジ
ヤマジ

なぜ効くのか?

それは「信頼」という感覚が、
人間関係や仕事、人生そのものの土台だから。

僕らは信頼されたいし、信頼できる人に囲まれて生きていきたい。

でも、不安なときってその感覚を見失ってしまう。

だからこそ、あえて“信頼”を思い出す言葉を自分に投げかける

すると、焦っていた心が「今、自分が本当にやるべきこと」に立ち返れる。

 

この言葉は、いわば

“心をリセットするためのスイッチ”

みたいなもの。

不安の渦中にこそ、唱えてみてほしい。

ヤマジ
ヤマジ

「基本的信頼感の充足」──これは僕にとって、人生のセーフワードになりました。

まとめ:不安と仲直りする方法は、ちゃんとある

この本が教えてくれたことは、

「不安を追い払うんじゃない。不安と付き合う方法を知ること」


完璧じゃなくていい。
信じ切れなくてもいい。
それでも、少しずつ練習していけば、僕らの心はちゃんと整っていく。

HSPであることは、決して弱さじゃない。
ただ、扱い方を知るだけで世界の見え方は変わる。

もし今、不安で眠れない夜が続いているなら、
この本がきっと、あなたの心に“灯り”を灯してくれるはずです。

 

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それではまた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

ヤマジ

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