どうも、ヤマジです。
本記事では、
HSP専門カウンセラー・武田友紀さんの著書
『繊細さんの幸せリスト』
を読んで得た気づきをまとめました。
この記事の、僕の目的は一つだけ。
そのヒントを、この本から一緒に探していきましょう。
僕自身、HSP気質を持ちながら日々を生きていて、

自分の繊細さにどう向き合えばいいんだろう?
と悩んだ時期がありました。
だからこそ、この記事ではこんな問いに答えていきます。
✅ 鈍感になれない僕らは、どうすれば心を守れる?
✅ 繊細な感性を、どう活かして生きていける?
結論から言うと、僕は「繊細さんの幸せリスト」を読むことで
”自分の中のHSPさん上手な付き合い方”を知ることができました。
それはちょうど、部活でずっと悩んでいたフォームを、憧れの先輩がそっと教えてくれたような感覚。

あ、これでいいんだ!
って肩の力が抜けたんです。
ではさっそく、どんな人にこの本をおすすめしたいかをご紹介します。
繊細さんの幸せリストはこんな人におすすめ
「繊細さんの幸せリスト」は以下の方にオススメです。
□ 「鈍感になれたら楽なのに…」と感じてしまう人
□ つい世間の声を優先して、自分の本音を無視しがちな人
□ 心から笑えていないのに、無理に笑顔を作っている人
一つでも当てはまる人には、今すぐ手に取ってほしい本です。
なぜなら、自分の中のHSP気質と向き合い、「これでいいんだ」と思えるようになるからです。
つらいとき、凹んだとき、どこからともなく聞こえてくる──

大丈夫。あなたのままでいいんだよ
そんな声が、この本には詰まっています。
例えるなら、ドラゴンボールZ・セル編のラスト。
死んだはずの悟空が、悟飯の背中にそっと手を添え、親子かめはめ波を一緒に撃つあのシーン。

一人じゃない、誰かが応援してくれている。そんな安心感がこの本にはあるんです。
著者紹介:HSPの味方、武田友紀さん
本書の著者・武田友紀さんは、HSP専門のカウンセラーとして活動している方です。
実は彼女、HSPという言葉すら知らなかった人たちに、その概念を届けた“第一人者”でもあります。
代表作『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる繊細さんの本』をはじめ、HSP関連の書籍を多数出版。
テレビ番組『世界一受けたい授業』にも出演し、繊細さんの生きづらさを全国に広めてくれました。
僕自身、彼女の本やメディア発信をきっかけに、「自分はHSPかもしれない」と思えた人間の一人です。
そして何よりも──
HSPであることを、初めて“彼女”に打ち明けられた日
実は僕、以前はHSP気質であることを誰にも言えずにいました。

こんな繊細さ、面倒くさいって思われるんじゃないか?
そんな不安ばかりが先に立っていたんです。
でも、ある日。
武田さんが『世界一受けたい授業』に出演する日を、彼女にLINEで送ってみたんです。

僕の家にはテレビがないので、動画を撮ってもらいました笑
すると、彼女から返ってきたのは──

あ、ヤマジくんがこういうことで疲れてたのって、これかもね。
という一言。
それだけで心が、ふっと軽くなりました。

「理解される」って、こんなにも救われるんだ。
武田さんの発信が、僕の人生の一部を変えてくれた瞬間でした。
あの放送があったおかげで、きっと日本中の“繊細さん”たちが、「この悩み、自分だけじゃなかったんだ」と安心できたと思います。
HSPは「感性のコンタクトレンズ」だと思う
『繊細さんの幸せリスト』を一言で表すなら、こう言いたい。
HSPとは、世界の美しさを深く感じ取れる“感性のコンタクトレンズ”を持った人のこと。
実は僕、以前コンタクトレンズの営業マンとして眼科を回っていた時期がありました。
僕がふと気になって仕事のやりがいを質問したときの、あるスタッフさんの言葉が今も忘れられません。

この仕事をしていて一番嬉しい瞬間って何かありますか?

いろんな患者さんがいるけど、
いちばん嬉しい瞬間は、レンズの度数がピッタリ合って、
“見える!”って笑顔になるあの瞬間。

あの顔を見るときが、この仕事で一番のやりがいなんです。
僕はそれを聞いて、ハッとしました。
「見える」ということは、世界の幸せを感じ取れることなんだと。
そして今思うんです。
繊細なHSPは、まさにこの“ピッタリ合った感性のレンズ”を持っている人だと。
周りの人が気づかないような、小さな光、やわらかな空気、言葉の裏にある気持ち。
それらをキャッチしてしまうからこそ、生きづらい。でも逆に、それがあるから、誰よりも深く美しさを感じることができる。
だからこそ、繊細な人には“感じること”をやめないでほしいと思うんです。
「その幸せ、本当に“自分の”幸せ?」
ここで一つ、大切な問いがあります。
「それ、本当に自分の幸せ?」
・美女と付き合っているから幸せ
・SNSがキラキラしているから幸せ
・年収1000万円の相手と付き合っているから幸せ
・他人よりも優れているから幸せ
こういったものは、たしかに「わかりやすい幸せ」かもしれません。
でも、それはあくまで
他人に自慢するための幸せであって、
自分の心が本当に満たされる“本物の幸せ”とは違うんです。
こうした幸せは、“頭”で考えた幸せ。
他人の価値観で作られた幻想です。
僕も昔は、「いいねが多い投稿」「周りが羨む肩書き」「スペックの高い恋人」に振り回されていました。
でも、そういう幸せは一瞬で色あせてしまう。
それよりも、『繊細さんの幸せリスト』が教えてくれたのは、
「心が静かに喜ぶ瞬間を、大切にすること」です。
そしてそれは、HSPというレンズを持った自分だからこそ、より深く味わえるものでもあると気づきました。
「繊細さんの幸せリスト」は“循環”でできている
武田さんの本では、繊細さんが幸せに生きていくための流れが3ステップで整理されています。
僕なりの言葉で言い換えると、こんな感じです。
✅ 通路:五感で“心地よさ”や“美しさ”を味わい、受け取る
✅ 出口:その感動を誰かに伝えることで、世界に還元する

これって、実は健康のプロセスともすごく似てるんですよ。
🔄 通路:しっかり消化・吸収する
🚽 出口:いらないものを出して、スペースをつくる
繊細さんの幸せも、これと同じ。
心の栄養になるものを取り入れて、ちゃんと感じて、誰かに渡す。
- 感じて、
- 受け取って、
- 流す。
この“循環”がうまく回っているとき、繊細な僕たちは一番イキイキできる。
無理に「鈍感になろう」とする必要はないんです。
自分の感性を信じて、“幸せの流れ”をつくっていくことこそが、本当の意味で自分らしい生き方なんです。
カイコのように「感じて、整えて、紡ぐ」

僕が本書でいちばん唸ったのは、147ページにあるこの一節。
「カイコのように『いいもの』を食べて、『いいもの』を生み出す」

147ページ
これを読んだとき、僕は

ああ、かいここそがHSPの生き方そのものだ。
と思いました。
繊細な僕たちは、五感の感度が高すぎるせいで、生きづらさを抱えがちです。
でもそれは裏を返せば、、、、
「他の人が見過ごしてしまう美しさに気づける」という才能でもある
ということです。
それはまるで、視力の弱い人が、初めてピタリと合ったコンタクトレンズをつけたときのよう。

こんなに世界って綺麗だったんだ…!
と驚く、あの瞬間です。
だからこそ、HSPの幸せとは:
✅ 自分の中で栄養として咀嚼し
✅ 自分らしい“糸”として誰かに届けること
武田さんはそれを、カイコにたとえて教えてくれたんです。
そして大事なのは、この“糸を出す=アウトプットする”という行為です。
たとえば、日々SNSで小さな気づきを発信したり、ブログを書いたり。
これは、身体で言えば“排出”のようなもの。
どんなに栄養価の高いものを食べても、出さなければ不調になる。
それと同じで、感じたことを出さないと“情報便秘”になってしまう。
僕たちHSPは、世界から受け取った「美しさ」や「優しさ」を、自分の言葉で、ちゃんと誰かに渡していくことが必要なんだと思いました。
直感は「天からのメッセージ」じゃなくて、経験から育つ“筋肉”だ
武田さんは本書の中で、HSPの最大の強みのひとつとして
「直感の鋭さ」を挙げています。
特に印象的だったのが、84ページに出てくるこのメッセージ:
自分の心の声に従って生きる(直感で生きるススメ)

84ページ
・自分の「やりたいこと」に素直になること
・自分の感覚で“いいもの”を身の回りに増やすこと
つまり、「頭で考えすぎないこと」が何よりも大切なんです。
僕なりの解釈ですが、直感って、天から降ってくる“神の啓示”みたいなもんじゃない。
もっと地に足のついた、“自分の経験に基づいた感覚”なんですよね。
✅ なんとなく「ヤバい」と感じたら、距離をとる
このくらいシンプルでいいんです。
最初はうまくいかなくてもいいんです。大切なのは、検証していくこと。
武田さんも言っています。
「直感は、検証によって磨かれる」
僕の好きな言葉にも似たような言葉あります。
・行動はノリでやる
・結果はセンスに左右される
・センスは経験でしか磨けない
→ だからまず、ノリで動け

ノリ=直感。動いてみて、修正していけばいい。
「慎重すぎて何も変わらない」より、「動いて学ぶ」ほうが絶対に前に進めます。
自分の直感を信じることは、未来の自分を信じることでもあります。
寄付は「心の栄養」、お金は「未来への投票券」
本書の中で印象に残ったもう一つの学びが、193ページのこの言葉。
寄付のすすめ。
世界をよくすることは、心をおちつかせる。

193ページ
武田さんは、毎月一定額を寄付する習慣を持っているそうです。
その理由は、「誰かのために何かできている」という実感が、心に静かな安心感を与えてくれるから。
確かに、街角で困っている人を助けて「ありがとう」と言われたとき、一瞬だけでも、自分の存在意義を感じますよね。
その行為が広がっていくと、自分の存在意義もどんどん深まっていく。
寄付って、そういう“心の筋トレ”でもあるんだと思います。
そして、僕はそこからもう一つ考えました。

お金は、世界をよくする“投票券”だ!
例えばモノを買うとき。
「安いから」「流行ってるから」で選ぶのもアリですが、僕はいつもこう思っています。

この商品を作ってくれてありがとう。このお金で、またもっと良いものを作ってください!
そんな気持ちでお金を使うと、粗悪なものをつかむリスクも減ります。
そして気づくんです。
お金の使い方には、“世界の質”を変える力があるってことに。
お金だけじゃなく、「時間」「エネルギー」「注目」までも、
世界を少しでもよくすることに投資している。
だから、心がブレない。
寄付は、小さくても始められる「心の安定剤」なのかもしれません。
「知っただけ」で終わらせない。明日から、いや今日から動こう
「あーいい本だったな〜」で終わってしまうのは、正直もったいないです。
僕はこう思っています。
・学んだことを実際に使う
・使った結果、自分の人生に変化が起きる
・その変化を通じて、本と著者への感謝が生まれる
この流れこそが、著者にとって一番うれしい“恩返し”だと僕は思っています。
だからこそ、本を読んだあとに“何をするか”が大事なんです。
というわけで、ここからは「明日からできること」を2つご紹介します。
どちらも、HSP気質を活かした“あたたかい行動”です。
その①:直感で動き、小さな幸せをSNSでシェアしてみよう
武田さんも繰り返し伝えているように、HSPは感じる力が強い。
だったら、その力を「小さな発信」に使ってみませんか?
たとえば、僕で言うと最近みた天気の子の映画の感想とかですね。↓
そういう“繊細な感動”を、SNSでシェアしてみてください。
自分の感性を肯定するための、小さなアウトプットです。

「SNSはちょっと怖いな」という方は、僕のコメント欄でもOKです。

感動した作品とか教えてもらえたら、死ぬほど喜びます
その②:募金活動の学生さんに100円渡して「頑張ってね」って言う。
もう一つ、僕がよくやってるおすすめ行動。
街で募金している学生さんに、
100円を渡して「頑張ってね!」と一言添えること。
たったこれだけで、お互いにすごくいい気持ちになれます。
僕はついでに、お決まりの小ネタも入れます(笑)
・クレジットカードを入れようとして「あぶねー!間違えた!」ってボケてみる
大学生にはウケます。中学生にはだいたいスベります。笑
でも、最後に100円入れて「頑張ってください」と言うだけで、ちゃんと伝わるんです。
ちょっとだけ心の温度が上がるような、そんな行動を積み重ねていきたいですね。
最後に──「繊細なあなたへ、伝えたいこと」
この記事を通して、僕があなたに一番伝えたかったのは次の4つです。
(2) そのレンズを曇らせないように、日々の直感を信じて生きること
(3) 自分の感じた“幸せ”を、アウトプットして紡いでいくこと
(4) 小さな善意を通じて、心を整え、世界に優しさを循環させること
繊細さは“弱さ”ではなく、“優しさの源泉”です。
そしてその優しさは、誰かにとっての救いになります。
だからこそ、自分を否定せず、大切にして生きていってほしい。
この記事を読んで、
少しでも「自分を受け入れてみようかな」と思えたなら、
書いた僕としては、それ以上の幸せはありません。
またこの記事に関する質問、感想、お問い合わせはこちらからして頂ければ、24時間以内にできる限り、全力で返します。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
ヤマジ
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